2021年01月23日
階段を踏み外した、バレーボールでジャンプし着地失敗で足首を内側に捻った、散歩中誤って側溝に足を突っ込み捻った、など
足首の捻挫をした時、教科書的にはレントゲン撮影をして骨折や脱臼が無ければ、アイシング(冷却)して包帯固定すれば完治するということになっています。
しかし脱臼していなかったとしても、骨の微小なズレがあると考えられ、整復する必要があります。この整復をせずに固定だけしていても、なかなか治らないことが多いです。
足首を内側に捻ることにより、腓骨(ひざから下の外側にある骨)下端部の外果(外くるぶし)が下方向に引っ張られ、それに伴い腓骨上部にある近位脛腓関節(ひざ下外側の関節)も離開し、下方向にずれます。そして脛腓関節下端部にある外果と内果の間隔が開き、その開いた隙間に距骨(きょこつ)が入り込もうとし、激しい痛みが起こります。
外果、内果、腓骨を本来の位置に整えます。これらを行うことにより、足関節内反捻挫による痛みが早く軽減でき、治癒過程が早まります。足首を負傷したら応急的にはアイシングと固定が必要ですが、整復の専門家である整骨院で骨の位置を整えることにより、早期に仕事やスポーツに復帰できます。