2021年11月08日
腎臓は、背中にある一対のソラマメの形をした臓器で、老廃物の混じった血液をろ過し、要るものと要らないものに分け、要らないものだけを尿にして体の外に出す役割をしています。何らかの原因で腎臓が疲れてくると、体に必要な物まで外に出て行ってしまったり、老廃物が排出されずに体内にたまり血液がドロドロになってしまいます。その結果、身体活動に必要な酸素や栄養が全身に行き渡らなくなり、体の疲れが取れにくくなるのです。
体が冷えると、血管が収縮して血流が悪くなり、血液による老廃物の運搬がうまくいかなくなり腎臓の働きが悪くなります。対策として、冷たい飲み物や、体を冷やす食材を摂りすぎない、入浴の際にできるだけお湯につかる、冷房を使い過ぎない、できるだけストレスの少ない生活をする、などが挙げられます。
アボカド、ホウレンソウ、カボチャ、芋など、カリウムの多い野菜
イワシ、サバ、まぐろのトロなどの魚介類
大豆、小豆、黒豆などの豆類
わかめ、ひじきなどの海藻類
などがおススメです。
食べ物が体内にあると、腎臓は睡眠中も水分や塩分などの調整をしなければならず、ゆっくり休めなくなってしまうからです。
背中にある志室(ししつ)、腎兪(じんゆ)、足の裏にある湧泉(ゆうせん)などの腎臓のツボを指で押してあげると、腎臓の働きが高まりラクになります。