2022年11月25日
人間の足の裏には、アーチと呼ばれる骨格構造があります。アーチは、下腿部や足裏の筋肉によって支えられており、歩行や運動時に、クッションの役割を果たします。特に足裏は、歩行時やジャンプ時に最初に着地する場所であるため、その衝撃を直接受けることになります。足裏のアーチは、その衝撃を吸収分散し、足や腰だけでなく、体全体にかかる負担を和らげます。
ここではまず、足に存在する3つのアーチと、その機能についてご説明します。
横アーチは、足の甲にある、親指の付け根と小指の付け根を結ぶドーム型のアーチです。足の指を支える重要な役割を果たします。
内側縦アーチとは、足の内側の縦方向に走る最も大きなアーチで、土踏まずもこの部分に入ります。この部分がフラットになっているのが扁平足です。扁平足になると、足の痛みや歩行障害などを引き起こす可能性があります。
外側縦アーチは、足の外側の縦方向にあり、かかとから小指の付け根を結ぶアーチです。ほかのアーチと比べるとわかりにくいかもしれませんが、体をしっかりと支えるためには欠かせません。
最近当院の患者様で足の問題を抱えている方が多いです。縦アーチに関しては、市販されているパットで改善することができます。しかし、それだけでは解消されない痛みがあり、その場合、当院で取り扱っている“横アーチパッド”を装着することで解決が可能です。
足裏の痛み(足底腱膜炎)、ひざの痛み、踵、アキレス腱の痛み(これらを放置すると、下肢の痛みだけでなく、腰や首まで痛みが及ぶことがあります)。
靴のインソールに、適正な場所に横アーチパッドを装着することにより、足の骨組みを整え、上記症状を解消することができます。歩行時の足やひざの痛みが減った、歩くのが早くなった、背中が伸ばしやすくなった、などの嬉しいお声が寄せられています。