2022年12月10日
肩の内側にある鎖骨の上下の空間が色々な原因で狭くなり、神経や血管が圧迫を受けて、神経障害、血流障害を起こすことをいいます。具体的に説明すると、腕神経叢や鎖骨下動脈、鎖骨下静脈が、斜角筋、小胸筋、第一肋骨、鎖骨などに圧迫されて起こります。
●斜角筋症候群・・・腕神経叢が前斜角筋や中斜角筋に挟まれて起こります
●肋鎖症候群・・・鎖骨下動脈や鎖骨下静脈が、第一肋骨と鎖骨の間に挟まれて起こります
●過外転症候群(小胸筋症候群)・・・腕神経叢、鎖骨下動脈や鎖骨下静脈が、烏口突起に付着する小胸筋に圧迫されて起こります
首や肩の強いコリや痛み、肩から指先にかけてのしびれ、痛み、だるさ、頭痛などを訴える方が多いです。
●猫背、巻き肩、頭が極端に前に出ている人
●美容師や教員など、腕を挙げる時間が長い仕事の人
●重量物を持ち上げる作業をされる人
●重いリュックサックを担いで登校する学生
●長時間のパソコン、携帯電話をする人
●赤ちゃんを授乳中のお母様
当院では、症状の原因になっている骨盤や背骨(特に頸椎)の歪みを調整し、硬くなっている胸鎖乳突筋や斜角筋、小胸筋の緊張を緩める治療をします。その上で、必要に応じてストレッチの指導をさせて頂きます。