2021年03月25日
季節の変わり目には、自律神経のバランスが崩れがちです。自律神経とは、循環器(心臓、血管)、消化器(胃腸)、呼吸器(肺)などの活動を調整するために、24時間働き続けている神経のことです。 自律神経の中には、体の活動時や昼間に活発になる交感神経と、安静時や夜に活発になる副交感神経があります。40~50才になると、男女ともホルモンバランスの関係で副交感神経の働きが落ちるため交感神経とのバランスが悪くなり、多汗、全身の倦怠感、頭痛、肩こり、手足のしびれ、動悸、不整脈、めまい、不眠、イライラなどの症状が起こりやすくなります。
自律神経と呼吸には密接な関係があります。息を吸うと交感神経の働きが高まり、息を吐くと副交感神経の働きが高まります。ストレスの多い現代人は、交感神経が過緊張し、副交感神経がうまく働いていない人が多いです。自律神経のバランスが乱れたなと思ったら、
深呼吸・・3秒間息を吸う➡2秒間息を止める➡15秒間息を吐く
を5~10回繰り返すことをおススメします。つまり息を吸うよりも吐く時間を長くすることにより、副交感神経の働きを高め、自律神経のバランスを整えることにつながります。この方法は自分でも頻繁に行いますが、とても効果的で心と体が整ってくることが実感できます。長い時間息を吐くという行為は、慣れないうちは大変ですが、毎日やっていくと出来るようになります。また、この呼吸法に慣れたら、上級編として、息を吐く時に吐く息をお腹から地面、更に地球の中心まで落とすようにし、息を吸うときは息をお腹から頭のてっぺん、更に宇宙に向かって吸って下さい。
当院では、自律神経やホルモンのバランスを整えるNTA治療やNTA総合治療(実費予約制)を行っており、皆様から好評を頂いております。
詳細は当院ホームページをご覧下さい。